■メールもラインも、とても便利なコミュニケーション・ツールです。
必ずいつでもどこでも、誰とでもつながります。
でも、『必ずつながる』っていうのが、だんだん『送りつけられる』になってきていませんか?
『既読』・・・そのまま放置してしまうと、明日はもう友達では無くなってしまう・・・
便利さはどういうわけだが、そういう厳しさをいっしょに連れてきてしまいました。
■むかし郵便でやりとりしていた時代、手紙を書いて返事が来るのは早くて一週間後。
それでも来なければ
『忙しくてなかなか返事書けないのかな?』 『何かの事情で手紙届かなかったのかな?』
そんな、のんびりしたものでした。
やがて主役は電話に移ります。
相手の番号さえわかればいつでも話せます。でも逆にこちらの事情お構いなしに電話はかかってきます。
そして携帯電話、今や携帯の網から逃れることはできません。
これがスマホになるとますます、自分の欲しい情報がすぐ手に入るようになり、
一方では『送りつけられ機』であることはわかっているのに、もはや手放すことはできません。
でもこのへんで、少し考えてみませんか?
■人間は、最初は自分の声で、身振りで外に伝えていました。
次にそれを、誰か他の人、たとえば郵便屋さんに託すようになりました。
やがて電気を使うようになり、瞬時に、そしてどことでも情報のやりとりができるようになったのです。
それはたとえばインターネットであり、全国に張り巡らされた携帯電話の基地局なわけです。
でもどのシステムも、とてもとてもひ弱だった・・・・。
それは、あの阪神淡路大震災の直後の情報網のマヒを見れば明らかです。
■ではいったい、どこまで逆戻りさせればそんな『シンプルだけど丈夫な通信』に行き当たるのでしょうか?
そのひとつが、全世界いたるところで、自力で飛ばした電波を受信することをやっている、『アマチュア無線』なのです。
自力で飛ばす、つまり自分の持つ送信機で電波を作り、自分で張ったアンテナから空に放射する・・・
あとはその電波をどこかで誰かが拾って、応答してくれる・・・
シンプルですが間に何もはさまない、最も確実な方法と言えます。
だから飛び方は人それぞれです。
おまけに電波の飛びというのは、昼夜や春夏秋冬、さらに太陽の活動状態によっても変わるのです。
そうなるとここには、もはや『必ずつながる』『届いてあたりまえ』な、いまどきの通信のもつある種の「わずらわしさ」は無いのです。
いつものツールにウンザリしたりしてませんか?
たまには『わーい届いた!』という、素朴な喜びを感じてみたいとは思いませんか?
■団地住まいではそんな外国までなんか飛ばないだろ?
いえいえそんなことはありません。 団地の一階住まいだって世界200カ国と交信しています。もちろん、日本国内は全国とです。
家の人が反対する? そんな人のためにも、私たちはクラブ室をもっています。
クラブの無線機を使って全部のアマチュアバンド(周波数)に出られるので、
クラブ員は自由に(開館中は)無線を楽しむことができるのです。
由木東住民協議会アマチュア無線クラブは、あなたの入会をお待ちしています。